施設警備の業務

施設の解錠と施錠(警備員の巡回)

警備員にとって、施設の施錠と解錠は最も重要な任務の一つです。特に施設常駐警備員にとっては、決められた時刻までに何処の建屋どの部屋のどこの扉(ドア)を施錠し、また解錠しておくかについて、間違いがあってはなりません。多くの建屋の施錠・解錠については時間内に終了させる必要があるので、最も効率の良い巡回経路に沿って、漏れなく、施錠と解錠を実施することになります。

施設警備員の巡回時の施錠と解錠

いわゆる、巡回施錠点検とか巡回解錠点検というように呼ばれています。基本的には、施設の営業が終了した夜の決められた時刻までに施錠を実施し、営業前の朝に解錠を行うことになります。施設警備員の行う施錠や解錠はカギの必要なドアや扉についてにのみ行うものではありません。常に(あるいは指定日に)施錠されていなければならないところの確認や、逆に解錠されていなければならないところの確認も含まれます。また、窓のラッチがされているか、窓が開いたままではないかについても、入念に行うこととなります。

施設警備員の巡回時実施項目は多い

施設警備員の巡回点検時の点検・実施項目は上記だけではありません。非常口について、内側からの施錠がされているか、いざ避難の際に「解錠がスムーズに行えるか」等についてもチェックを入れることになります。また、施設の得意先からの指定によって、いついつの時刻までにどの建屋のどこの灯りを点灯させる、または消灯させる。指定施設の警報をセットする・解除する。以上に加えて、消火器の有無と異常の確認等も並行して行うこともしばしばです。

施設警備員は巡回点検実施の意味を知ること

これらの巡回業務は体で覚えてしまうまで、何度もイメージトレーニングと実地研修を繰り返すことになります。体が覚えた後は、なぜ、その時刻に施錠したり消灯したりするのかというような事情についても理解を深めておくことが肝心です。巡回施錠・解錠・確認・点検の際の順路や作業の意味を理解して実施する。これによって、非常時に適切な対応が可能になるのです。

施設警備員はカギの管理を厳格に

また、カギの取り扱いについては十分過ぎるくらいの配慮が必要です。施錠時に必要なカギに加え、警備員が扱わないカギも警備室で管理して、関係担当者各位に貸出・回収を行うケースも多いのですが、警備員が預かった「カギ」については、実にところ、警備員には勝手に使用する権限が与えられていません。警備員の施錠・解錠という行為(作業)はあくまでも、得意先との契約に沿った仕様で定まられたものなのです。

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